伝統漁業「海女」の世界を垣間見ることが出来る宿

伊勢神宮を中心とした豊かな自然が残る、伊勢志摩国立公園内にある三重県鳥羽市石鏡町(いじかちょう)にあるゲストハウスAMARGE(アマージュ)は、名古屋から移住した夫婦が営む漁業体験民宿です。

漁師で水中カメラマンの夫と、海女で英語が堪能な妻が営むゲストハウスは、漁師や海女の暮らしを知りたいという家族や海外からの来訪者に人気の宿となっています。

私たちについて

ちょっと変わった経歴を持つ夫婦が営んでいます

ゲストハウスAMARGE(アマージュ)を営む佐藤夫妻は、ちょっと変わった経歴の持ち主。

 

伊勢海老や鯛などを獲る刺し網漁師の夫・佐藤達也は、水中カメラマン、フリーランス学芸員、海洋生物学者、調理師など様々なスキルを持っています。

 

海のプロフェッショナルとしての知識と経験を活かし、子供向けのマリンアクティビティーや学習ツアーなども開催しています。

 

海女でゲストハウスの運営をメインで行っている妻・佐藤梨花子は、以前は貿易の仕事をしており、カナダ在住経験もある日本語と英語のバイリンガル。

 

日本の伝統漁業である「海女」のことを世界中の人に知ってもらいたいと、2017年からゲストハウスを始め、これまでに17ヶ国からゲストにお越し頂き普段なかなか触れ合う機会のない海女と海外からの来訪者の橋渡し役をしています。

ゲストハウスAMARGEの特徴

伊勢志摩で本格的な漁業体験が出来る宿

伊勢志摩国立公園は、伊勢神宮の位置する伊勢市を含む、豊かな自然と人の営みが調和した伝統と文化を感じる地域です。

 

そんな伊勢志摩エリアには、2000年以上の昔から海に潜り素朴な方法で漁業を行う「海女」を始め、様々な伝統漁法が存在します。

 

三重県鳥羽市の漁業体験民宿・ゲストハウスAMARGE(アマージュ)では、漁師と海女の夫婦の家(敷地内の別邸)に滞在しながら、素朴で温かな海まちの生活に触れることができ、まるでその家の家族の一員になったように過ごしながら田舎暮らしを体験していただく事ができます。

現役海女と行く本物の海女小屋体験

観光向けではないリアルな海女小屋や海女漁を見る事ができます

ゲストハウスAMARGE(アマージュ)の一番の特徴は、なんといってもオーナー自身が全国でも少ない現役の「海女」であるということ。

 

観光用ではない、普段実際に使われている海女小屋の中を見学し海女の暮らしや風習についての話を聞いたり、タイミングが合えば実際に目の前の海で海女が漁をしている様子を見学する事ができたりと、なかなか知ることのない伊勢志摩の漁村で暮らす人々のリアルなライフスタイルを体験する事ができます。

 

持続可能な漁業の一つの在り方として、今、世界中から注目を集めている「海女」。

ゲストハウスAMARGE(アマージュ)のオーナーは英語が堪能なため、自身の経験を踏まえた海女や日本の漁師町での暮らしについてリアルな話が英語で聞けるとあり、ヨーロッパや北米、アジアなど、海外から多数のお客様にお越し頂いております。

宿の名前の由来

石鏡町の方言「あまげ」=「お姉さんの家」

ゲストハウスAMARGE(アマージュ)の名前の由来となっている、AMAGE(あまげ)は、鳥羽市石鏡町の方言で「お姉さんの家」という意味の言葉です。

 

都会から田舎に移住した頃、たくさんのお姉さん達(先輩たち)に助けてもらいました。自分もいつか若い人たちの支えになりたい、何か知りたいことがあった時、困った時、フラッと訪ねて行き話をしたくなる、そんな拠り所になるような「お姉さんの家」を作りたいという想いから、宿の名前を「AMAGE(あまげ)」にオーナーの名前の頭文字Rを間に入れて作った造語「AMARGE(アマージュ)」としました。

 

RをAMAGEの真ん中に入れたのは、「繋ぎ役」になりたいと考えたから。先頭でもなく、最後尾でもなく、間に居て繋いで行くこと。確実に次の世代にパスするために、繋がるべきものがきちんと繋がっていけるように。

それを私たちのミッションと考えています。

 

ゲストハウスAMARGE(アマージュ)では、宿に訪れたゲストと地域の人々との交流を通じて、若者と高齢者、田舎と都会、日本と海外、古いものと新しいものが繋がりこの土地や人々がより幸せに、豊かになっていく一助になりたいと考えています。